ここからの時間は、ゆーき先生が欅坂46平手友梨奈ちゃんをイメージした架空のキャラクターてちこちゃんに相対性理論を教える教室。では早速ゆーき先生の相対LOCKS!
生徒の皆さんこんばんは、相対LOCKS担当のてちこです。この教室、四回目なんですけど、なんか、ぜんぜん授業っぽくないですよね……まぁ、いっか
ガラガラ(扉の開く音)
はい、いきなりですが質問です
わぁ! あ……はい、なんでしょう
いまは何時でここはどこでしょうか?
なんか、毎回その質問してません? えーと、いまは22時23分で、ここは半蔵門のスタジオです
正解。ただ、半蔵門のスタジオと言ってもちょっと曖昧なので、もうすこし正確に言うと、東京都千代田区麹町1丁目7番地です
はあ。それで今日の授業は何をやるんですか?
場所や時間を伝えるためには、長さや時間の単位だけでなく、基準となる点、原点を決める必要があるということです
はあ
例えば、東京都千代田区麹町は1丁目から4丁目まであって、1丁目は1番地から12番地まであります。これは千代田区が定めています
ふーん
物理の世界では、こういう住所みたいなものはなくて、時間は1次元、空間は3次元の座標で表します
え? 急に難しくなった
時間は過去・現在・未来と一直線に進むから1次元。空間は縦・横・高さの三つの方向があるから3次元です
はい……
この、時間と空間の表し方を座標系といいます
座標系……ですか
物理で使う座標系は、多くの場合、縦・横・高さの方向が互いに直角に交わっている直交座標系というものです。ほかにも、ある基準の線と、原点と位置を結んだ線との間の角度を使って表す極座標系というのもあります。
なんか、難しいですね
言葉で説明すると難しいけど、絵にかくと簡単だから
(二次元の直交座標)
あ、なるほど
それから、地球上の位置を示す方法として、経度と緯度というのもあります。この表し方を使うと、この場所は東経139度44分35.66秒、北緯35度41分0.38秒です
すごい、細かいんですね
ま、経度と緯度はこの後は使わないから。それで、この後の授業では主に直交座標系を使います。このときに、縦・横・高さだと大きさを表す言葉と間違えやすいので、それぞれ$$x , y , z$$という三つの文字を使って表します。時間は$$t$$というのを使います
なんでこの四文字なんですか?
x , y , z は昔っからそう、としか知らない。t は時間を表す英単語timeの頭文字です、多分
わかりました……
では今日の授業は以上!
はい、生徒の皆さんとはまた次回お会いしましょう